オリーブ牛 公式サイト

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『オリーブ牛』で作るプレミアムコンビーフ
料理通信11・12号に掲載されました。

コンフィにした牛肉を現地で仕上げる「焼きコンビーフ」。
さらっとした油が特徴のオリーブ牛で作るとプレミアム感が一層増します。

 アウトドアで肉を調理するのは中々にプレッシャーが高い。
上質の肉であればあるほど緊張感も高まる。
本日の肉は、特産のオリーブの搾り果実を飼料にしたえさを食べ、
クリアな脂を特徴とする香川県のオリーブ牛。環境保全のため、10年ほど前から
循環型の畜産の仕組みを小豆島内に作り、次代へ質の高い牛肉をつなぐ取り組みを続けている。
和知シェフが勧めてくれた新アウトドアグルメは、温かい『焼きコンビーフ』だ。
「1週間前から準備が必要ですが、低温の油で煮るコンフィなので、加熱そのものは失敗
しにくい。コンフィは自宅で仕込み、アウトドアの時、仕上げに焼き色だけ付ける、
という作り方だとプレッシャーは少し下がりませんか?」
 肉は塩漬けで1週間。芯まで塩を浸透させてから、低温で2時間コンフィに。
サラダ油にオリーブ油を1割加えると、オリーブ牛の風味がさらに高まるそうだ。
オイルの中で冷ました肉をナイフでカットしてみると、中はほんのりピンクに。
「オリーブ牛はさしと赤身のバランスがいいので、この色になるんです。」
 アウトドア当日は、仕込んだ肉を持ち込み、グリルバンで表面を焼き付ける。
「コンフィで肉の余分な水分はすでに外に出ているので、焼き色も付きやすく、
メイラード反応したところが味のアクセントになります。」
先に全部ほぐしてもいいが、塊りでボードに載せ、各自がほぐしながら
食べてもいい。手間が省け、特別感が増す。一石二鳥だ。
料理通信記事より
マルディグラ(東京都中央区銀座8-6-19) 和知 徹シェフ 
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材料 オリーブ牛イチボ…1㎏ 塩…16g(肉重量の1.6%) ニンニク(皮ごと)…2株 タイム…15枝 ブラックペッパー(ホール))
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① 肉に塩を刷り込み、ラップに包んで冷蔵庫に3日置く、水分をふき取りさらしに巻いて4日置き、余分な水分を取る。
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② ①と残りの材料を鍋に入れ、70~80℃で2時間火入れ、そのままなべて冷やす。
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③ グリルバンを熱し、表面にこんがりと焼き色を付ける。
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④ 粗熱が取れたらほぐす。
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[ 2020年10月19日掲載 ]